最初に知っておいてほしいこと
外国人の整備士の給料は、同じ仕事をする日本人と同等以上が法律のルールです。そのうえで、受け入れの準備や、生活・日本語のサポートにかかる費用が上乗せされます。
つまり、比べるべきは「日本人より安いか」ではありません。「何か月も求人を出し続けて誰も来ない状態」と比べてどうかです。
つまり、比べるべきは「日本人より安いか」ではありません。「何か月も求人を出し続けて誰も来ない状態」と比べてどうかです。
かかるお金は、大きく3種類
ここでは、技能実習で1人受け入れる場合の、ある組合の実際の料金表(2026年時点)を例に紹介します。組合によって金額や項目の名前は違いますが、「何にお金がかかるのか」の全体像はほぼ同じです。
1. 最初にかかるお金
| 項目 | 中身 | 金額の例 |
|---|---|---|
| 組合への加入 | 加入金3万円・出資金1万円(脱退時に返金)・年会費2万円 | 6万円(会社ごと・最初の1回) |
| 求人の手数料 | どんな人を採りたいかの聞き取り、現地での募集 | 4万円 |
| 書類の作成指導 | 実習計画や在留資格の申請書類など | 3.5万円 |
| 入国前の講習 | 現地での日本語・生活習慣の講習 | 1.5万円 |
| 入国後の講習 | 日本に来てから約1か月の法定講習 | 9万円 |
| 講習中の生活費 | 最初の給料が出るまでの食費など(本人へ) | 6万円 |
| 保険 | 実習生のための総合保険(37か月分) | 約2.4万円 |
| 労務管理のサポート | 労基署への書類や出勤簿などのサポート | 5万円 |
| 合計 | 1人目 約37.4万円/2人目以降 約31.4万円(税抜。2人目以降は組合への加入費がかからないため) | |
このほかに、実費として渡航費(入国時・帰国時の片道航空券)、雇用時の健康診断、寮の初期費用(敷金・礼金など)、家具・家電・寝具などがかかります。
2. 毎月かかるお金
| 項目 | 中身 | 金額の例 |
|---|---|---|
| 給料 | 日本人と同等以上。社会保険も日本人と同じ | 工場の給与水準による |
| 組合への監理費 | 定期の訪問・監査、生活の相談、送り出し機関とのやりとりなど | 月4万円(税抜)/人 |
| 住まい | 寮・社宅など(本人負担とのバランスは相談) | 地域による |
3. 途中でかかるお金
- 技能検定の受検料:1回 約2.1万円(県・職種により異なる)
- 2号・3号へ進むときの書類作成指導:3.5万円/回
- 在留資格の変更・更新の印紙代:6,000円/回
- 実習計画の認定申請手数料:3,900円/回
- 通訳の派遣(必要なときだけ):1日1.5万〜2万円+交通費
※ 上の金額はある組合の技能実習の料金表をもとにした一例です(税抜・2026年時点)。組合・国・制度(技能実習/特定技能/育成就労)によって変わります。「うちの場合」の具体的な金額は、無料ガイドや勉強会でお伝えしています。
来てもらうまでの期間
海外から新しく来てもらう場合、申し込みから実際に工場で働き始めるまで、半年〜1年ほどかかるのが一般的です。
- 求人の条件を決める(どんな人に、何をしてもらうか)
- 現地で面接(オンラインでの面接も可能)
- 入国前の講習・書類の準備
- 在留資格の申請・審査
- 入国、日本での講習
- 工場に配属
「来月から人が欲しい」には間に合いません。逆に言えば、ベテランの引退や繁忙期が見えている工場ほど、早めに動く意味があるということです。特に技能実習での受け入れは2027年4月の制度変更で区切りがあるので、時期の見極めが大事です。
日本人の採用と、どう比べるか
比べるときは、目先の金額だけでなく、次の3つをセットで見るのがおすすめです。
- 採用にかかるお金:求人広告を出し続けた費用。人材紹介会社を使う場合は、年収の3割前後が相場と言われます。
- 採れなかったときの損:断った車検・修理の売上、社長や職人さんの残業。
- 続いてくれる期間:外国人材は、制度の上でも長く働く前提で来ます。育成就労から特定技能へ進めば、10年近く一緒に働くことも珍しくなくなります。
ざっくり比べると
技能実習で1人:最初に約37万円+実費、その後は給料のほかに月4万円の監理費。
日本人を人材紹介会社経由で年収400万円で採用:紹介手数料だけで120万円前後。しかも、採れる保証はありません。
どちらが得かは工場によって違います。大事なのは、「求人を出し続けて誰も来ない」まま時間が過ぎることが、いちばん高くつくということです。
技能実習で1人:最初に約37万円+実費、その後は給料のほかに月4万円の監理費。
日本人を人材紹介会社経由で年収400万円で採用:紹介手数料だけで120万円前後。しかも、採れる保証はありません。
どちらが得かは工場によって違います。大事なのは、「求人を出し続けて誰も来ない」まま時間が過ぎることが、いちばん高くつくということです。
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