日本語・仕事のこと
日本語は、どのくらい通じますか?
入国前と入国後に日本語の講習を受けてから工場に来ます。最初から流暢ではありませんが、日常の簡単な会話はできる状態で来るのが一般的です。工具や部品の名前、作業の言葉は、現場で毎日使ううちに一番早く覚えます。最初の数か月は、絵や写真付きの作業メモがあると、ぐっと楽になります。
整備士の資格がなくても大丈夫ですか?
来日の時点で日本の整備士資格を持っている人はほとんどいません。最初は資格がなくてもできる作業から始め、経験を積みながら技能検定や整備士資格を目指していく流れになります。特定技能から先の、より長く働ける段階に進むには、整備士の資格が求められる場面も出てきます。本人にとっても資格は大きな目標になるので、学ぶ意欲につながりやすいポイントです。
本当に整備の仕事ができるようになりますか?
育て方しだい、というのが正直な答えです。日本人の新人と同じで、教える人がいて、段階を踏めば、オイル交換やタイヤ、点検の補助から、少しずつ任せられる範囲が広がっていきます。母国で自動車関係の学校を出ている人や、整備の経験がある人を面接で選ぶこともできます。
現場が忙しくて、教える時間なんて取れません。
いちばん多い本音だと思います。このラボでは、最初の1週間ほど、自動車業界で店長をやってきた運営者が現場に入り、新しく来た外国人スタッフの隣について教える「現場サポート」(別料金のオプション)を用意しています。挨拶の仕方、作業中の声かけ、工具の置き場所など、工場ごとのルールを先に店長さんから教わってから入るので、職人さんの手を止めずに立ち上げられます。
辞める・続くのこと
育てても、すぐ辞めてしまいませんか?
技能実習では原則として職場を移れませんでしたが、2027年4月からの育成就労では、一定期間働いたあと、条件を満たせば本人の希望で移れるようになります。だからこそ大事なのは「辞めにくい仕組み」より「残りたくなる職場」です。給料の上がり方が見えること、相談できる先輩がいること、住まいが落ち着いていること。これは日本人の若手が定着する条件と、ほとんど同じです。
給料は安くできるんですか?
できません。同じ仕事をする日本人と同等以上にすることが、法律のルールです。「安い労働力」ではなく「採れない人手を確保する手段」と考えてください。
工場・お客さんのこと
お客さんの反応が心配です。
多くの工場では、受付や説明は日本人スタッフ、作業場では外国人スタッフ、という分担から始めています。実際には、作業が丁寧で真面目なことが伝わると、お客さんは気にしなくなるケースがほとんどです。不安なら、最初は作業場の中の仕事に専念してもらうのがおすすめです。
小さい工場でも受け入れられますか?
認証を受けた整備工場であれば、規模が小さくても受け入れられます。ただし、技能実習などでは社員数に応じて受け入れられる人数の上限があります。「うちは何人までいけるか」は、無料ガイドや勉強会でご確認ください。
住む場所は工場で用意しないといけませんか?
住まいの確保は、受け入れる側がサポートする必要があります。社宅や借り上げのアパートを用意する工場が多く、家賃の本人負担については、ルールの範囲内で決められます。
生活のトラブルが起きたら、工場が全部対応するんですか?
組合(監理団体)や支援機関が、定期的な訪問、生活の相談、通訳などでサポートします。病院への付き添い、役所の手続き、ゴミ出しのルールなど、工場だけで抱え込まなくていい仕組みになっています。
ここに書ききれなかった話も含めて、無料ガイドにまとめています。月1回のオンライン勉強会では、直接質問もできます。
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